海外に住んでいる子どもたち、どうやって日本語を勉強しているのかしら?
チューリッヒのかんガエルクラブでは、ミチムラ式を取り入れているよ。
ミチムラ式?どんな漢字学習法なの?
ミチムラ式はリズミカルに、唱えながら漢字を覚える学習法!
面白い漢字学習方法なので、詳しく説明するね。
ミチムラ式漢字学習方法とは
ミチムラ式の漢字学習法とは、書いて覚えるのではなく
口に出す=唱えて覚える漢字学習法。
盲学校で教員として働いてきた道村先生は、
教員時代の後半を小学校で過ごしました。
そこで感じたこと、それは書いて覚える漢字勉強に子どもたちが苦戦していること。
子どもたちは「めんどくさい」と思いながら、漢字を書いて覚えていたそうなのです。
そんな子どもたちを目の前にし、
道村先生は、子どもたちは何で迷って、何が書けないのか、
なんで困っているのかをとことん追求したそうなのです。
そんな子どもたちに利用した学習法が、
盲学校で利用していたミチムラ式漢字学習法でした。
★興味のある方、こちらの本も読んでみてください。
ミチムラ式漢字学習カード
現在、8歳の息子は小学1年生レベルの漢字を勉強しています。
スイスの日常生活では目にすることの少ない漢字、
子どもたちにどうやって楽しく漢字をインプットしていこうかと、
かんガエルクラブの先生が試行錯誤し、取り入れてくれた学習方法が、
「ミチムラ式」の漢字学習です。
《参考動画》
「喜」の覚え方が面白いね、これならすぐに覚えられそう。
例えば、空という漢字を覚えるときは、
カタカナの「ウ・ル・エ」と唱えます。
ウ・ル・エを組み合わせれば、空という漢字が完成。
どうですか、面白い覚え方ですよね。
小学校で覚える漢字は、1,026字もあります。
しかし、イチムラ式漢字学習法を使えば、
書けるようにする漢字は240字/1,026字=23%だけ。
《参考動画》
道村先生は、4年生のカードを作成中にこう思ったそうなのです。
あれ、4年生用は、なんだか簡単に学習カードが作れる
そう、4年生になると漢字は複雑になるけれども、
一つひとつの漢字は3年生までに習った漢字ばかりなのだそうです。
4年生になると、漢字が嫌いになり成績も落ちてしまう子が多いそうで、
その理由を子どもたちに聞いてみると、
たくさん書かされるのが面倒なんだそうです。
漢字を書くことも大切だけど、まずは覚えることが必勝法なのですね。
漢字カードの使い方
15年もの歳月を費やして完成した「ミチムラ式漢字学習カード」、
漢字というのは、
基本漢字・部首部品・カタカナでできていると言っても過言ではないです。
例えば、「整」という漢字は、
「東」の一本なし、
(たば・束)、
のぶん(攵)
ただしい(正)
この様に、部品を覚え組み合わせることで漢字の組み立てができます。
まとめ
日本語の本が読めるようになるためにも、漢字学習は必須。
小学生のうちに漢字を楽しく覚えられるように
サポートしていくのが母(私)の役目だと感じています。
ミチムラ式漢字学手法は、声にだし唱えて覚える学習法なので、
書くよりも効率的。
皆さんも、お子さんにあった勉強法を見つけてみてね。