5月のイベントといえば「母の日」。
日本では、母の日にはカーネーションを贈るのが定番ですよね。
でも、いつから母の日を祝うようになったのでしょうか?
今回は、母の日のルーツとスイスの母の日について解説します。
母の日の始まり
スイスの母の日も日本と同じく、2021年度は5月9日。
5月の第2日曜日ですね。
贈り物の代表として日本だと、カーネーションが人気。
幼稚園や小学校でも母の日のプレゼントを作ったりしますよね。
でも、なんでカーネーションが定番の花なんだろう?
まずは、母の日の由来をみてみましょう。
母の日のルーツ
母の日の由来にはいろいろありますが、
アメリカのジャービス母娘の社会活動が始まりという定説があります。
アン・リーヴス・ジャービス(母)は、社会活動家として活躍し、
母の日ワーク・クラブ(Mothers’ Day Work Clubs)の創設者でもありました。
献身に活動を続けた母の姿を見て育ったアンの娘、アンナ・ジャービスは、
母が亡くなった3年後、その思いを受け継ぐかのように
全ての母に捧げるための公式な儀式を祝賀しました。
その後、アンナが母に捧げた白いカーネーションは、
亡き母へのシンボル、赤いカーネーションは健在の母へのシンボル
となり商業化されてゆきました。
母に捧げたカーネーションの色は「白」だったんだね。
アンナは、カーネーションが商業化利用されることに否定的だったため、
経済的貧困になり、晩年を姉妹のリリーと過ごしました。
そして、生涯独り身だったアンナは、1948年に他界。
彼女か亡くなってからも、
「母の日」は世界中で受け継がれ、全ての母のへの感謝の日となっていったのです。
日本の母の日
日本では明治末期ごろにキリスト教を通し、母の日が伝わりました。
その後、全国に広がり、
公式に母の日が5月の第2日曜日と決定されたのが1947年(昭和22年)のことです。
世界の母の日(2021年)
スペイン | 5月2日 |
スイス | 5月9日 (5月の第2日曜日) |
イギリス | 3月14日 |
フランス | 5月30日 (5月最後の日曜日) |
国によって母の日も違うんだね。
【スイス】5月の花
スイスの母の日の定番の花といえば、
フィングストローズ(Pfingstrosen)=シャクヤクの花。
大きなつぼみが開花すると、その姿はバラのように美しく、
牡丹のようにゴージャスな姿を見せてくれます。
シャクヤクの花は5月の定番花で、
フラワーショップでも多く見かける花ですよ。
ピンクのシャクヤクの花言葉は、イギリスの民話から来ており
「恥じらい」や「はにかみ」という意味があります。
その他にも「必ず来る幸せ」とも言われており、
ウェディングブーケにも使われる人気の花となっています。
\今年の母の日は、シャクヤクの花を贈ってみよう/
私の思い出
私が息子を出産したのは4月後半。
産後、病院から自宅に戻ってくると、出産祝いと初めて母になったお祝いとして
隣人のママさんからプフィングスローズ(Pfingstrosen)、
シャクヤクの花をいただきました。
それ以来、シャクヤクの花は私の思い出の花になりました。
みなさんにも素敵なストーリーがあるのではないでしょうか。
まとめ
今回は母の日のカーネーションの由来や
スイスの母の日におすすめの花についてまとめてみました。
日本と同じ日のスイスの母の日、シャクヤクの花が定番のスイスに比べ
日本ではカーネーションが定番。
花って人の心を癒してくれる力がありますよね。
プレゼントされると嬉しくなってしまう。
母の日のプレゼントに迷ったら、お花を贈ってみてくださいね。