ニュージーランド旅行の締めくくり、オークランド空港の免税店で足を止めたのは、マヌカハニーのコーナー。日本でも人気の高いマヌカハニーですが、本場で購入するとかなりお得です。なぜこれほど人気があるのか、どう選べばいいのか、私の購入体験とともにご紹介します。
マヌカハニーとは

マヌカハニーは、ニュージーランド固有のマヌカの木(学名:Leptospermum scoparium)の花から採取される特別なはちみつです。12月から1月にかけて咲く小さな白い花からミツバチが集めた蜜は、独特の濃厚な味わいと香りを持ちます。一般的なはちみつと比べると、やや濃い茶色で、クリーミーな質感が特徴。甘さの中にも微かな苦みと深い味わいがあります。
品質の見分け方

マヌカハニーを選ぶ際に重要なのが、UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)という品質基準です。数値が高いほど品質が高く、抗菌作用も強くなります。
- UMF5+:入門レベル
- UMF10+:一般的な品質
- UMF15+以上:プレミアム品質
また、MGO(メチルグリオキサール)の数値も重要な指標です。MGO100+からMGO550+まで幅広く、数値が高いほど価格も上がります。私は今回、贈り物用にUFM10+(MGO263相当)を選びました。
オークランド空港の免税店では、ワイルドケープのマヌカハニーを買ってきました。
ワイルドケープの特徴
東海岸(East Cape)産:
ニュージーランドの東海岸地域は、人の手がほとんど入っていない自然豊かな環境が広がるエリア。この地域に自生するマヌカの木から採れるはちみつは、純度が高く、品質の良さで知られています。
シングルオリジンのマヌカハニー:
ワイルドケープのマヌカハニーは、特定の地域(東海岸)のみで採取されるため、産地が明確で品質管理が徹底されています。他のブランドと違い、ブレンドされていない「シングルオリジン」の純粋なマヌカハニーが特徴です。
なめらかでマイルドな味わい:
一般的なマヌカハニーは濃厚で独特の風味があるものが多いですが、ワイルドケープのものは比較的クセが少なく、食べやすいと評判。初めてマヌカハニーを試す人にもおすすめです。
健康効果
マヌカハニーが注目される最大の理由は、その健康効果です。特に強力な抗菌作用は科学的にも証明されており、以下のような効果が期待できます:
- 風邪予防や喉の痛み緩和
- 胃腸の調子を整える
- 傷やヤケドの治癒促進
- 歯周病予防
- 美容効果(肌のトラブル改善)
お土産として選ぶポイント
オークランド空港の免税店では、様々なブランドと価格帯のマヌカハニーが揃っています。一般的な店舗より20-30%ほどお得に購入できるのが魅力です。
サイズは100g、250g、500gと様々。贈り物なら250gがおすすめです。日本への持ち込みは、未開封の状態であれば問題ありません。ブランドは、Comvita、Manuka Health、Watson & Sonなどの老舗メーカーもおすすめです。
スイスへの持ち込みは、2キロまで。購入の際には、持ち込み最大2キロを超えないように購入しましょう。
活用方法

マヌカハニーの活用方法は実にさまざま。毎日のように使える優れものです:
- そのままスプーン一杯を食べる(特に朝一番がおすすめ)
- ホットティーに入れて風邪予防
- ヨーグルトやトーストのトッピング
- フェイスパックの材料として
- 傷口や荒れた肌に直接塗布
まとめ
マヌカハニーは、ニュージーランドならではの特別な贈り物です。高価ではありますが、その健康効果と品質の高さを考えれば、十分な価値があります。空港で購入する場合は、事前に品質基準(UMFやMGO)について理解しておくと、スムーズに選べます。私が選んだUMF15+は、贈り物として喜ばれ、実用的にも使えるバランスの良い商品でした。
次回ニュージーランドを訪れる機会があれば、ぜひマヌカハニーをチェックしてみてください。健康と美容を気遣う方への贈り物として、きっと喜ばれるはずです。