アペロしない?が合言葉のヨーロッパ。
皆さんはアペロをご存知ですか?
ヨーロッパではおしゃべりしながら
「アペロ」=食前酒とフィンガーフードを楽しむ習慣があります。
この記事でわかること
・アペロとは何か?
・アペロの楽しみ方
・ワークショップに参加した体験談
・スイスと日本が融合、おもてなしの仕方
アペロとは?
アペロとは、アペリティフの略語。
アペリティフ=食前酒のことを指しますが、
近隣国のフランスでは定番のアペロ。
フランス文化も混ざっているスイスでも、
アペロを楽しむ習慣があるんですよ。
お花でサイドテーブルも華やか
写真の両端にあるデザートは、
ウェルカムデザート。おもてなしの心ですね〜。
可愛らしい小ぶりなグラスに入っていたのはメロン。
丸くくり抜いたメロンに、
リキュール(19%)をかけ一晩置いたひんやりデザートです。
リキュールの風味とメロンの甘味が美味しかったですよ。
メロンのくりぬきには、
フルーツ用のスプーンが便利です。
枯れそうなお花がある時は、
綺麗にのこっている花びらを水面に浮かべれば、
見た目も綺麗で、お花も長く楽しめますよね。
アペロの際のデコレーションにおすすめですよ。
アペロの楽しみ方
食事に招待するとなると、気を張ってしまうけれど、
アペロなら、お酒を片手にフィンガーフードを楽しむことなので、
招待する方も気軽に家族やお友達を誘うことができますよね。
もちろん、ノンアルコールでもお洒落な飲み物はそろっているので、
お酒が弱い方や車で来られる方でも気軽に楽しめます。
見た目にも楽しめる
スパークリングワイン ロゼなら、
手元も華やかになるのでおすすめですよ。
日本人にも簡単!アペロのワークショップ
今回、参加したワークショップは、
チューリッヒ在住の料理上手な日本人主婦主催の
「アペロ・ワークショップ」。
詳細はこちらから確認→ https://www.instagram.com/ferment_kitchen_mayumi/
彼女が用意してくれたアペロのワークショップでは、
スイス人も日本人も楽しめる
クリームチーズなどを利用したフィンガーフード(おつまみ)を
17種類も紹介してくれました。
こちらは4種類のフィンガーフード。
写真右側から説明すると、
- ツナ、粒マスタード&クリームチーズにミニパプリカ添え
- カシューナッツ、イチジク、クリームチーズの生ハム包み
- ソフトチーズとチーズ用の洋梨ジャム
- ツナとクリームチーズ、小海老のせ
1人一品ずつ試食できるように、
材料の説明をしながら、
作り方をおしえてくれました。
商品は知っていても使い方が分からなかったりするんだよね。
スーパーで材料が揃うし、
スイス流に自宅でアペロ開催してみたい。
料理をのせるお皿もフラットプレートなら、
アペロに使えるほか、
お寿司を乗せてもおしゃれ感を演出できますよ。
イケアはコスパ良し、北欧食器でさりげなくオシャレに
今回紹介してくれたアペロのフィンガーフードの特徴は、
火を使わなかった点。
フィラデルフィアやハーブ入りのクリームチーズを使ったので、
夏でも作りやすいものばかりでした。
コスパ良しのイケアでおすすめなのは、
26個入りで、お値段4.5フラン! 良心的な価格ですよね。
小海老が添えてあるフィンガーフードで使用しています。
そして、北欧食器をさりげなく取り皿としてテーブルへ。
上記で説明したフィンガーフード以外にも、
スプーン型のおしゃれなクッキー生地には、
ハーブ入りのクリームチーズにハーブ漬けされたオリーブを添えた一品や
スイスの定番フード、フラムクーヘンも作ってくれましたよ。
2種類のフラムクーヘン
そして、こちらがフラムクーヘン 。
左半分は、ベーコンと玉ねぎをのせたしょっぱい系、
右半分はいちごジャム、マスカルポーネ&ゴルゴンゾーラをのせた
甘い系のフラムクーヘンです。
ピザ生地とは違い、膨らまないのでサクサク感が楽しめます。
この薄い生地のフラムクーヘン 、すごく美味しいんだよね。
しかも、しょっぱい系と甘い系が一度に楽しめるって嬉しい〜。
実際に教えてもらったレシピは、生のイチゴをのせて
最後にバジルを添えていました。
スイス流と日本が融合、おもてなしの仕方
個人差はあると思いますが、スイス人は比較的、
いつもと違う食事には手を出しにくのだそう。
こまったな〜。そんな時のはどうやってフィンガーフードを用意すればいいかな?
おもてなしフィンガーフードは、スイス人が慣れひたしんだものプラスで、少しひねりを効かせた物を提供すると良いそうだよ。
たとえば、2種類のフラムクーヘン では、
上記の写真のような、
定番のベーコンと玉ねぎのしょっぱい系と
デザート感覚で食べられる、
マスカルポーネ&ゴルゴンゾーラ
いちごジャムの甘い系のフラムクーヘン を用意すると
いつもの美味しい味と斬新な新メニューに
飽きることなく楽しめますよね。
まとめ
アペロとは、お酒を飲みながら楽しい会話を楽しむことですが、
個人的には、コミュニケーションの手法でもあるなと感じました。
フィンガーフードを用意することで、会話に繋がったり、
テーブルでの食事と違い、主催者も常にキッチンにいる必要もないので、
一緒に楽しめるという点も◎。
美味しいお酒に美味しいフィンガーフード、
そこに少しだけ日本のスパイスを加えれば
オリジナリティーのあるアペロが楽しめますよね。
皆さんもぜひ、気軽に
「アペロしない?」と誘って意識高い系女子になってみませんか。